米国債:2年債が下落、入札とFOMC会合を控え-利回りは2.95%

米国債市場の2年債相場は下落。 300億ドル規模の財務省入札を24日に控えていることに加え、米連邦公 開市場委員会(FOMC)定例会合での政策金利決定を25日に控え、2 年債は売りが優勢だった。

10年債の2年債利回りに対する上乗せ幅は過去1週間超で最小とな った。トレーダーは25日のFOMCで政策金利が据え置かれる確率を 90%とみている。

シティグループ・グローバル・マーケッツ(ニューヨーク)の債券 トレーダー、リチャード・ブライアント氏は「供給がやや影響してい る」と指摘。さらに、「FOMCからの幾分タカ派的な声明を受けて短 期債の利回りが若干上昇しても意外ではない」と述べた。

BGキャンター・マーケット・データによると、ニューヨーク時間 午後4時31分現在、2年債利回りは前週末比6bp上昇して2.95%。 2年債価格(償還期限2010年5月、表面利率2.625%)は3/32下げて 99 3/8。10年債利回りは1bp上昇し4.17%。

米財務省は24日に2年債(規模300億ドル)の入札を実施する。今 回の規模は前回2回の月間入札規模と同じ。3月の入札規模は280億ド ルだった。財務省はさらに26日には5年債(規模200億ドル)の入札も 実施する。これは5月の入札規模190億ドルを上回るとともに、2003年 2月以来最大の規模。トレーダーはバランスシート上で新発債への余地 を残すために入札前に米国債の売りを出す可能性がある。

利回り曲線の平たん化

2年債相場は長期債以上に下落し、2年債と10年債の利回り格差は

1.22ポイント以内に縮小した。これは今月12日以来で最小。

HSBCセキュリティーズUSAの米国債トレーディング共同責任 者、チャールズ・コミスキー氏は「短期債の入札が実施されることから、 もう少し利回り曲線の平たん化が見られるとともに、短期債には売り圧 力がかかろう」と指摘した。

シカゴ商品取引所(CBOT)のフェデラルファンド(FF)金利 先物相場の動向によると、FOMCが24-25日の定例会合で0.25ポイ ントの利上げを実施する確率は10%とみられている。同確率は1週間前 には26%だった。金利が据え置かれる確率は90%。また、トレーダーは 8月に少なくとも0.25ポイントの利上げが実施される確率を41%とみ ており、これは1カ月前の水準4.1%を大幅に上回っている。

利回りの上昇

ICAP(ニュージャージー州ジャージーシティー)のストラテジ スト、ポール・ホーマン氏は「利回りは上昇に向かっている」と指摘。 「FOMCはある時点でこれまでの利下げの一部を解除することになる だろう。25日に出されるFOMC声明が今週の焦点となる」と述べた。

RBCキャピタル・マーケッツの米国債トレーダー、ショーン・マ ーフィー氏(ニューヨーク在勤)は原油相場の上昇につれ、米国債は朝 方の上昇分を失ったと指摘。「原油相場の動向が利回り曲線を圧迫して いる」と語った。

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