グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下の 通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は下落し、指標のハンセン指数が約1週間ぶりの安値を付けた。 燃料コスト上昇が企業利益を圧迫するとの懸念が広がった。

アルミニウム生産で中国最大手、中国アルミ(チャルコ、2600 HK)は1年1 カ月ぶり安値。エネルギーコスト上昇で、2008年1-6月(上期)の利益が前年 同期の半分にも満たないとの見通しを示したことが響いた。中国最大の製油会社、 中国石油化工(Sinopec、386 HK)は1週間ぶり安値。原油コストが利益に 打撃を与えるとみられた。一方、中国最大の海洋石油会社、中国海洋石油(Cno oc、883 HK)は上昇した。

JPモルガン・プライベート・バンクの投資ストラテジスト、アイバン・リュ ン氏(香港在勤)は「燃料や原材料の価格上昇は引き続きコスト面の圧力になる」 と指摘、「市場全体のセンチメントは依然として弱い」と述べた。

ハンセン指数は前週末比30.64ポイント(0.1%)安の22714.96と、終値とし ては13日以来の安値となった。この日は一時、1.6%安となる一方で、0.4%上げ る場面もあった。ハンセン中国企業株(H株)指数は0.9%安の12236.31で引け た。

【中国株式市況】

中国株式市場では、CSI300指数が下落。金融株が安い。中国人民銀行がイ ンフレ対策を強化する意向を示したことを受け、利益の伸びに影響を及ぼすとの懸 念が広がった。

招商銀行(600036 CH)と中国平安保険(601318 CH)が金融株の下げを主導。 中国アルミ(チャルコ、601600 CH)は2008年1-6月(上期)が50%を超える 減益になるとの見通しを示したことが嫌気され、上海市場で上場来安値を付けた。

国泰基金管理のアナリスト、范迪釗氏(上海在勤)は、「景気の下降周期入り を見込んでいる」と述べ、「こういった背景で、株価が幾分かでも上昇することは ほとんど期待できない」と指摘した。

上海証券取引所と深セン証券取引所の人民元建てA株に連動しているCSI 300指数は前週末比59.73ポイント(2.1%)安の2789.94で終了した。騰落比率 は1対3。

【インド株式市況】

インド株式相場は下落し、指標のセンセックス30種指数が10カ月ぶりの安値 で引けた。原油相場反発に加え、資産の評価損が拡大するとの見方が再び高まった ことから、海外投資家が新興市場から投資を引き揚げるとの懸念が再燃した。

時価総額でインド最大の企業、リライアンス・インダストリーズ(RIL IN)は 昨年9月12日以来の安値。国内最大のエンジニアリング会社、ラーセン・アン ド・トゥブロ(LT IN)は昨年8月23日以来の安値まで下落した。

ボンベイ証券取引所のセンセックス30種指数は、前週末比277.97ポイント (1.9%)安の14293.32と、昨年8月23日以来の安値となった。

証券監督当局によれば、今月19日の海外投資家によるインド株式の売買額は 35億3000万ルピー(約88億円)の売り越し。年初来の売り越し額は計56億6000 万ドル(約6100億円)となった。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前週末比4.6ポイント(0.1%)安の5283.7。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前週末比15.41ポイント(0.9%)安の1715.59。

【台湾株式市況】

加権指数は前週末比25.95ポイント(0.3%)安の7876.49。

【シンガポール株式市況】

ST指数は前週末比22.66ポイント(0.8%)安の2979.15。

【マレーシア株式市況】

クアラルンプール総合指数は前週末比11.26ポイント(0.9%)安の1195.41。

【タイ株式市況】

SET指数は前週末比変わらずの768.90。

【インドネシア株式市況】

ジャカルタ総合指数は前週末比9.03ポイント(0.4%)安の2362.74。

【フィリピン株式市況】

フィリピン総合指数は前週末比79.19ポイント(3.1%)安の2499.38。

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