人民元:ペッグ制廃止後の最高値-中国中銀がインフレ対策強化を模索

中国の外国為替取引で、人民元の対ドル相場は 2005年のペッグ(連動)制廃止後の最高値を更新した。中国人民銀行はインフレ 抑制に向けて、一段の引き締め策を模索している。

人民元は今年に入って対ドルで6.3%上昇しており、昨年1年間の上昇率であ る7%に近付いている。中国政府が先週、予想外にガソリンやディーゼル油価格を 最小17%引き上げたのを受けて、人民銀の周小川総裁は20日、インフレを抑制す るため、「一段と強い措置」を打ち出す可能性を明らかにしていた。

中国銀行の為替トレーダー、ツァオ・リエ氏(上海在勤)は「人民銀は選択肢 があまりないことから、輸入インフレの抑制に向け人民元上昇に一段と依存するだ ろう」と述べ、「人民元はドルに対し年内は堅調なペースで上昇していく」との見 方を示した。

中国外国為替取引システム(CFETS)によると、人民元は上海時間午後5 時半(日本時間同6時半)現在、前週末比0.09%高の1ドル=6.8740元。前週末 は6.8801元だった。4-6月(第2四半期)に入ってからは2%高となっている。

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