アジア太平洋地域の債券保有リスク、約2カ月ぶり高水準-信用懸念で

23日のクレジット・デフォルトスワップ (CDS)市場で、アジア太平洋地域の社債・国債の保証コストがこの2カ月余 りで最高の水準に上昇している。依然続く信用市場混乱の影響への懸念が背景。

オーストラリア、日本、アジアのCDSスプレッドは、少なくとも4月17 日以来の高水準となった。高リスク・高利回り発行体で構成するマークイットi Traxxアジア(日本除く)指数は、12ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)上昇の535bp。指数上昇は信用の質が劣化したとの認識を示す。アジ ア株式相場は、3カ月ぶり安値に下落している。

JPモルガン・チェースのクレジット部門スペシャリスト、クレイグ・サー ルマン氏(シドニー在勤)は「アジアは米国の人質のようなもので、その米国で は金融保証会社(モノライン)の格下げや原油価格上昇、インフレ加速、一段の 評価損への懸念といった投資家が売る理由すべてが引き続き見られる」とした上 で、「われわれは弱気局面にあり、今後もさらに悪いニュースがあるとの見方か ら投資家は喜んで売りに動く状況だ」と指摘した。

米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは20日、米FGI Cとセキュリティー・キャピタル・アシュアランス(SCA)の金融保証会社 (モノライン)部門の保険財務格付けを投機的水準に引き下げた。

シティグループによれば、マークイットiTraxxオーストラリア指数は

5.5bp上昇の124.5bp。クレディ・スイスによれば、同日本指数は7.5bp上 げ117.5bp。

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