アジアの投資家は金買い増しも、インフレで-スタンダード・バンク

アフリカ最大の銀行、スタンダード・バン ク・グループのグローバル・マーケッツ部門アジア地域責任者、ジョン・ウィク スリー氏は、アジアの投資家がインフレや今後見込まれる域内通貨下落のヘッジ として金を買い増す可能性があり、それが金相場を下支えするとみている。

ウィクスリー氏は23日までに香港からのインタビューで、「今年後半の金相 場見通しは、インフレの状況次第だ」と述べた。消費者物価上昇や通貨下落の状 況下では、金投資は価値保存の手段あるいは金融・政治混乱からの避難先と見な される。

過去最高水準にある原油やトウモロコシ、大豆、コメの価格の影響で世界的 にインフレが加速するなか、金相場は8年連続上昇の勢いだ。世界最大の金消費 国であるインドの卸売物価指数は13年ぶりの高い伸びとなっている。ベトナム の5月の消費者物価指数(CPI)は25.2%上昇し、ここ16年で最も高い伸び を示した。また中国のインフレ率は2月、12年ぶり高水準に達した。

ヘレウスのトレーディング部門のマネジャー、ディック・プーン氏は20日、 香港から取材に応じ、「中国やアジア新興国での強い需要で、1-3月(第1四 半期)に金の実需は上昇傾向にあった」と指摘した上で、「インドの金需要は7 -9月(第3四半期)に若干回復すると見込まれている」と語った。

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