三晃金株が急反発、家庭用太陽光発電の補助金報道-屋根需要に期待

金属屋根大手の三晃金属工業の株価が、 一時前営業日比32円(13%)高の277円と大幅反発。4日に付けた年初来高 値278円に迫った。経済産業省が太陽光発電を家庭用に普及させるため、補助 金制度や優遇制度を検討していると22日付の大手各紙が報道。同社は、屋根 材と一体となった太陽光発電システムを手掛けており、同分野の成長性へ期待 した買いが優勢となっている。

22日付の日本経済新聞朝刊によると、経産省は地球温暖化や原油高に対応 するための新エネルギー政策をまとめた。太陽光発電を本格的に普及させるた め、家庭向けに補助金制度や優遇制度を検討、今後3-5年で住宅用発電シス テムの価格を半減にする目標を示したという。

三晃金総務部の村元浩敏氏によると、「当社は一般家庭用でなく、ショッ ピングセンターなど大型の屋根の事業がメイン」と話した上で、「全体的に、 ソーラー発電屋根システムの売上シェアはまだ少ないが、今後は伸ばしていき たい。政府が太陽光発電普及へ向けて取り組んでいることは、当社にとって多 少なりとも追い風になる」との認識を示した。

リテラ・クレア証券の井原翼理事・投資情報部長は、三晃金について「ソ ーラー発電屋根の事業を展開している会社はあまりない」と指摘した上で、 「同社にとって、太陽光発電に補助・助成金の支給のニュースは好材料。株価 の割高感はなく、個人投資家は買いやすい」と話している。

この日は、三晃金のほかにも太陽光発電関連全般に買い人気が広がってお り、太陽電池向けワイヤソー(太陽電池ウエハーをスライスする装置)とソー ワイヤ(ワイヤソーの消耗品)を販売する東京製綱は、一時前営業日比35円 (11%)高の360円まで急伸。太陽電池製造装置のアルバックも一時8.5%高 の4460円と大幅反発、石井表記も4.4%高の3340円まで上げた。

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