英PE投資会社の幹部、03年以来で最も悲観的-米会計事務所調査

英国のプライベートエクイティ(PE、未 公開株)投資会社の幹部は、レバレッジドローンが枯渇するなか、買収活動に 関し、この5年で最も悲観的になっている。米大手会計事務所グラント・ソー ントンが実施した企業幹部を対象とする調査で明らかになった。

グラント・ソーントンが23日に電子メールで配布した資料によれば、調査 対象のほぼ3分の2が向こう1年間に完了する買収件数の減少を予想。1年前 に減少を見込んでいたのは10%だった。同社のPE部門責任者、デービッド・ アスコット氏によると、企業は当初の目標通りの収益達成を狙い、資産売却を 凍結し、景気回復を待っているもようだ。

米国のサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローンに関連したデフ ォルト(債務不履行)増加で、PE投資会社が買収資金調達で頼みとする信用 市場は混乱している。銀行は依然として売れ残ったレバレッジドローンの残高 整理を進めている。昨年の残高は3500億ドル(約37兆5600億円)に達して いた。同時に景気減速により、信用収縮以前に行った投資の買い手探しが困難 になっている。

アスコット氏は「信用収縮や急速に変化している経済状況のため、多くの PE取引が不利な状況に置かれている」と指摘。「企業価値は低下し、特定の業 界は短期的な混乱の見通しに直面している」と述べた。

同調査は5月15日に英企業100社を対象に行われた。

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