短期市場:翌日物0.51%中心、レポ高止まりや外銀需要-現先オペ低下

午前の短期金融市場の無担保コール翌日物 金利は0.51%中心。国債の決済要因がはく落する一方、四半期末に当たる6月 末を控えたレポ(現金担保付債券貸借)の高止まりや、外国銀行の調達増加で金 利がやや下げ渋っている。一方、月末をまたぐ国債買い現先オペの落札金利は小 幅低下した。

翌日物は、20日の加重平均0.509%に対して、外銀の調達は0.515%から

0.51%に若干落ち着いている。国内大手行の調達は0.51%にしっかり入ってお り、全体的に下がりづらくなっている。前週末の国債決済日は0.52-0.54%に 強含んだが、午後は0.50%付近に落ち着いた。

インターバンクの市場関係者によると、一部大手行の調達が目立つ上、外銀 の調達もやや増加傾向にあるという。月末越えの1週間物は0.70%程度の調達 希望があっても動意は薄く、期末・期初物(6月30日-7月1日)の運用に今 から動く向きも少ないと話す。

23日は決済日を越えて運用姿勢が和らいでいるが、高止まりするレポとの 金利裁定とみられる調達や、為替スワップの円転コスト上昇に伴う外銀のコール 需要が金利を下支えしている。レポは0.60%を割り込み、やや落ち着きも見ら れるが、6月末を控えて金利が低下していく展開は見込みづらいという。

6月末の資金需要が意識されるなか、日銀は、国債買い現先オペ8000億円 (6月25日-7月7日)を実施。最低落札金利は前回(6月24日-7月4日) より1ベーシスポイント低い0.60%に低下した。応札倍率も2.77倍と前回 (3.21倍)を下回り、やや落ち着きも見られる。前週末の本店共通担保オペ 8000億円(6月23日-7月1日)の最低落札金利は0.62%だった。

午前9時20分の定例調節は見送り。準備預金(除くゆうちょ銀)は前週末 比9000億円減の5兆4000億円程度となる。残り必要積立額(1日平均4兆 5900億円)と積み終了先から推計した実質的な中立水準は4兆8000億円程度と みられ、月末に配慮し、資金需給に余裕が持たせた金融調節が行われている。

金利先物は堅調

ユーロ円金利先物相場は堅調(金利は低下)。米国では金融機関の損失懸念 や消費不安など、景気の先行きに不透明感が強まっており、株安・債券高の流れ を東京市場も引き継いでいる。国内でも4-6月期の法人企業景気予想調査で業 況判断が悪化し、7月1日に発表される企業短期経済観測調査(日銀短観)の悪 化が織り込まれている。

中心限月2009年3月物は前週末比0.015ポイント高い98.895で取引を始め、 一時98.900まで上昇している。ただ、週末に消費者物価指数(CPI)の発表 を控えて、あすは2年債の入札で、上値では戻り売りも見られる。新発2年債利 回りは2.5ベーシス低下の0.850%、2年スワップは1.30-1.305%付近と、前 週末のレンジ1.29-1.32%内で推移している。

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