福田組株が続落、土木採算低下で15%を早期退職募集-縮小均衡を嫌気

新潟県を地盤とする福田組の株価が、一 時前週末比12円(3.2%)安の358円と4日続落。土木事業の採算性が急激に 悪化していることを背景に、全従業員の約15%に当たる人員を早期退職募集し、 今期(2008年12月期)に約16億円の特別損失を計上する見通しとなった。同 時に、中期経営計画で縮小均衡戦略を示したことも嫌気されている。

20日に発表した早期退職者募集の人数は160人程度で、対象は45歳以上 の土木部門を中心とした総合職。現在の約1060人いる従業員を900人まで減 らす方針だ。7月14日から28日まで募集し、退職日は原則8月31日とする。 退職者には、会社都合退職金に上乗せし、年齢などに応じた特別加算金を支給 する。応募者が募集人員に達した場合、特別加算金などで16億円程度の費用 計上となるが、来期09年12月期の人件費は今期に比べ14億円削減できる見 通しという。

早期退職者募集と併せ、11年12月期を最終年度とする中期経営計画も示 された。最終年度の業績(単独ベース)目標は、売上高で900億円(07年12 月期は1133億円)、営業利益は20億円(同35億円)、経常利益は15億円 (同33億円)と、前期比で収益は減少する見通しだ。「連結ベースの目標値 は策定中」(加藤修一郎経理部長)という。中期計画の期間中に、人員減少と ともに拠点の統廃合も進め、現在7つある支店を5つに、13ある営業所は11 に減らす。

加藤氏は、「今後は工業団地や宅地の造成のほか、ショッピングセンター や流通倉庫の誘致など開発事業の比率を高め、同事業を土木、建築に次ぐ第3 の柱に育てたい」と話した。

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