JPモルガン証・横山氏:法人景気予測、日銀短観の悪化観測を裏付け

JPモルガン証券チーフストラテジストの 横山明彦氏は23日、ブルームバーグ テレビジョンとのインタビューで、朝方 発表された4-6月期の法人企業景気予測調査や今週の債券相場の見通しなど について、以下のようにコメントした。

4-6月期の法人企業景気予測調査について:

「7月1日に発表される日銀短観(企業短期経済観測調査)の先行指標と いった位置付けになってくると思う。歴史が浅く解釈が難しいが、前回に比べ て悪化した。日銀短観の悪化見通しといった見方が広がってきているので、こ れを裏付けるものということができそうだ。きょうの数字は、先週来、若干金 利低下方向に振れてきている流れをサポートする材料になるのは間違いない」

足元の債券相場の環境について:

「日米欧とも取引量、流動性低下が顕著になっており、リスク選好度は世 界的にしぼんでしまっている方向だと思う。米欧では、利上げを十分織り込ん ではいるが、ボラティリティー(相場の変動率)が高く、金利上昇リスクも依 然残っている状態が続いている。日本もボラティリティーは非常に高いが、さ すがにリスクプレミアムが十分拡大したということで、短期債から十分に相場 が落ち着いて、低下方向になっていくと思われる」

「インフレ懸念に対応して、スタンスを変更している海外の中央銀行に対 して、日銀はかなり利上げの可能性は低いというメッセージを十分送っている ので、徐々にそういった見方が市場に広がってきているといったことが背景に あると思う。欧米の金利上昇にこれまで素直に反応してきたが、これからは多 少、日本独自の路線を歩んでいく可能性も出てくる」

債券相場の今週の予想レンジ:

「引き続き値動きの荒い展開が予想されるが、長期金利は再び1.6%台で取 引される局面も出てくるとみている。新発10年債利回りで1.65%から1.85%。 先物9月物は下限が132円50銭程度から、上限は134円60銭程度のレンジを 見込んでいる」

あす実施の2年利付国債入札について:

「現在、2年債、5年債、10年債ともに、インプライド・ボラティリティ ーが上げ止まった形になっているので、短期中心に相場が戻っていくのかどう かを見るうえでの試金石として、2年債入札の動向は非常に注目されるところ だと思う」

--共同取材:吉田尚史 Editor:Hidenori Yamanaka,Tetsuzo Ushiroyama

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