中国人民銀総裁:インフレ対策強化も-燃料値上げ後のインフレ悪化で

中国人民銀行の周小川総裁は20日、政府が 最近実施した燃料価格引き上げで悪化したインフレに対する取り組みで、「一段 と強化した政策」を講じる可能性を明らかにした。

同総裁は米経済界との会合前に、ニューヨークで記者団に対し、「確実にエ ネルギー価格上昇で消費者物価指数(CPI)に幾分かの圧力が加わるだろう。 このためインフレ対策を強化する可能性がある」と述べた。ただ、詳細につい ては触れなかった。

米国に次いで世界2位の石油消費国である中国は19日、ガソリンとディー ゼル油の価格を20日から最低で17%引き上げるとともに、電力料金も値上げ するとの予想外の発表を行った。エネルギー消費を抑制するのが狙いだ。原油 価格はここ1年で91%上昇している。

インフレ率は1-5月に8.1%上昇と、2007年通年の4.8%を上回った。 5月は12年ぶりの高水準となった2月の8.7%を下回ったものの、周総裁は 19日、インフレが今後鈍化すると言及することに警戒感を示した。

同総裁は今週、ポールソン米財務長官との会談後、ワシントンで記者団に 対し、「インフレが年内、引き続き緩和されるかどうかは不透明だ」と指摘。「注 意深く見守る必要がある」との考えを示した。

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