法人景気予測:大企業の業況判断が3期連続悪化-原料高が収益圧迫

4-6月期の国内大企業の景気判断は、全 産業ベースで3四半期連続の悪化となった。米サブプライム(信用力の低い個 人向け)住宅ローン問題に端を発した米国経済の減速に加え、エネルギー・原 材料価格の高騰の影響で企業の収益環境が厳しさを増す中、景況感の悪化に一 段と拍車が掛かっている。

財務省と内閣府が23日発表した法人企業景気予測調査によると、大企業・ 全産業の景況判断BSIはマイナス15.2と1-3月期(マイナス9.3)に比べ

5.9ポイント悪化した。マイナスは2期連続で、2004年の調査開始以来、最低 の水準。大企業・製造業はマイナス15.1(1-3月期はマイナス12.9)、大企 業・非製造業はマイナス15.3(同マイナス7.2)だった。

第一生命経済研究所の新家義貴主任エコノミストは発表前、ブルームバー グ・ニュースに対し、「6月の日銀短観の予想もかなり悪化を見込んでいる。 あまり良い結果は予想し難い。企業収益が悪化しており、景況判断にも相当悪 影響が出るのではないか」との見方を示した。

BSIは、前期と比べた景況を「上昇」「不変」「下降」「不明」として企 業が回答、「上昇」から「下降」を引いた企業数が全体に占める比率で、景気 の方向感を示す。日銀が7月1日に発表する企業短期経済観測調査(日銀短観、 6月調査)を占う上での参考指標となる。

調査結果によると、全産業の設備投資(金融・保険業含む)は08年度に 前年度比0.9%減少する見通し(前回調査は9.4%減)。経常利益は同2.0%減 の見通し(同6.0%増)となっている。

-- Editor: Masaru Aoki,Hitoshi Ozawa

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