欧州債(20日):上昇、株安で資金流入-利上げによる景気減速を懸念

欧州債相場は上昇。欧州中央銀行(EC B)が利上げに踏み切れば経済成長が鈍化するとの懸念が広がったのに加え、 株式相場の下落で国債市場へ資金が流入した。

独10年債利回りはほぼ1年ぶりの高水準から低下した。フランス国立統計 経済研究所(INSEE)の四半期報告によれば、同国の2008年成長率は

1.6%と5年ぶりの低水準が見込まれている。アジアや欧州、米国で株式相場が 下落したことを受け、安全投資としての国債需要が高まった。

HSHノルトバンク(ハンブルグ)の債券アナリスト、サイラス・デラル ビア氏は、「今後出てくる欧州の経済データは引き続き弱い内容となるだろ う」と述べ、「景気減速の兆候がさらに強まれば、ECBの定例政策委員会で 見解の一致を見いだすのはさらに困難となるだろう。市場関係者は利上げが一 回にとどまるとの見方を強めている」と語った。

ロンドン時間午後4時38分までに、10年債利回りは前日比6ベーシスポ イント(bp、1bp=0.01%)下げ4.62%。週間ベースでは1bp低下した。 同国債(2018年7月償還、表面利率4.25%)価格は前日比0.49ポイント上げ

97.07。2年債利回りは10bp低下し4.59%。

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