大和証の岡本氏:ECBの利上げあればユーロ高進展の可能性

大和証券の岡本佳佑アナリストは20日、ブ ルームバーグテレビジョンのインタビューで、ユーロ高が日本の企業業績に与え る影響などについて語った。主なコメントは次の通り。

ユーロ高と企業業績:

「欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は6月会合後の記者会見で、次回 (7月)会合では『小幅な利上げを実施する可能性を排除しない』と述べた。実 際に踏み切ると金利差に着目した取引が活発化し、円安・ユーロ高が進展する可 能性がある」

「大半の国内企業は今期業績予想で、対ユーロで150円から158円程度と見 込んでいる。現状は167円近辺で推移しており、まもなく発表される第1四半期 (4-6月期)での上方修正は考えにくいが、中間・第3四半期と期を追うごと に業績の上方修正期待が高まっていくだろう」

恩恵受ける企業:

「欧州売上高比率が高い企業をスクリーニングした。業種では電機機器や精 密機器が多い。各社の想定為替レートは、マキタ(158円)、任天堂(155円)、 ダイキン工業(155円)などで、現状の為替水準から乖離しいている」

「ダイキン工業は空調で世界第二位。国内空調市場が成熟していることから、 新興国の経済成長や猛暑をきっかけに欧州での普及が早まっている」

「米経済の減速や資材価格の高騰で、国内自動車の収益環境が厳しいが、マ ツダは欧米販売が堅調。円安が続いている現状から考えると、今期会社予想から 30%超の営業増益が見込まれる」

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