ドコモ社長:競争による値下げ、「ヤマ場は過ぎたのでは」-株主総会

国内携帯電話最大手NTTドコモの中村 維夫社長は20日、社長として最後となる定時株主総会で、KDDIやソフト バンクモバイルとの料金値下げ競争について、「確約はできないが、大きなヤ マ場は過ぎたのでは」との見方を示した。

中村氏は、ドコモが月額基本料を最低980円に抑えた料金体系を7月に導 入し、他社と足並みをそろえたことを理由として挙げた。また最近の株価低迷 をただす質問に対し、国内市場の成長性や同社の財務体質への「危惧(きぐ)」 が主因だと説明した。

新任取締役選任や取引単位に満たない端株(はかぶ)を8月に一掃する定 款変更など5議案を会社提案通り決議した。中村氏は同日午後の取締役会での 決議で相談役に退き、山田隆持副社長が社長に就任した。

総会では、法人向けに限定している加RIM社の端末「ブラックベリー」 用の通信サービスに関し、山田氏が「一般向けも鋭意検討中だ」と述べ、個人 向け販売を準備していることを明らかにした。

米アップル社の端末「iPhone(アイフォーン)」の日本進出でソフ トバンクに先行されたことについて辻村清行取締役は、「タッチパネルを採用 した端末としては、ドコモも韓国LG電子製やシャープ製の端末をすでに出し ており十分対抗できる。今後も同種の端末を投入する」と語った。アップルと の交渉状況は秘密保持協定がありコメントできないとする一方、「市場動向を 十分注視し、ドコモからのアイフォーン発売も検討していきたい」と語った。

ドコモ株価終値は前日比1000円(0.7%)安の15万4000円。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE