英中銀、新チーフエコノミスト就任でタカ派色も-FRBで経験積む

イングランド銀行のキング総裁から19日に 同銀行チーフエコノミストに任命されたスペンサー・デール氏は過去2年にわた って、バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長から金融政策のレッスン を受けたと言える人物だ。

サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン市場の崩壊が起きたこの 期間、デール氏はFRBのアドバイザーとして、連邦公開市場委員会(FOMC) のほとんどに出席した。同氏はインフレ率が少なくともここ11年で最悪となっ た英国で、金融政策委員会(MPC)メンバーとなる。キング総裁が任命したメ ンバーはデール氏を含む2人のみ。残る7人は英政府による任命だ。

GLC(ロンドン)のチーフエコノミスト、スティーブン・ベル氏は「これ でキング総裁の信認度が上がる。中銀の権限は拡大したいところだが、これで多 少タカ派的な傾向に傾くだろう。ただ、ちょっと傾くにすぎない」と語った。

デール氏(41)は副総裁に同日任命されたチャールズ・ビーン氏の後任と なる。インフレ目標の達成を義務付けられているイングランド銀では、チーフエ コノミストが金融政策の決定に1票を投じる立場にあり、他の多くの中銀よりも 責任が重い。インフレ率は政府の目標上限(3%)を5月に上回っており、キン グ総裁は今週、MPCが1997年の設立以来で最も困難な時期に直面していると 話し、物価上昇を抑制する上でひるむことはないとの姿勢を示した。

イングランド銀は同行のエコノミストだったデール氏に幅広い経験を積ま せたいとして、米金融当局に協力を要請。これを受け、FRBは2006年6月、 同氏を2年間のアドバイザーに任命。その後開催されたFOMCの定例会合16 回のうち、12回に参加した。

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