カナダ中銀総裁:政策金利は「適切」-インフレ状況、楽観できない

カナダ銀行のカーニー総裁は19日、商品 相場が上昇するなか、政策金利の現行水準は「適切」だと言明する一方で、イ ンフレ状況を楽観視することはないとの認識も示した。

同総裁はカルガリーでの講演で、カナダの中央銀行である同行が見通しを 示した4月と直近の金融政策決定会合との間で、金や小麦などの商品コストが 10%上昇し、原油先物相場が「急激に上昇した」と説明。世界の経済成長とイ ンフレは予想を上回るペースだと語った。

カーニー総裁は、「われわれの時代で最大の商品相場ショックに直面してお り、楽観はできない」と述べるとともに、「金融政策の現行の緩和的なスタンス は適切だ」と指摘した。

カナダ銀は10日、政策金利である翌日物貸出金利の目標水準を3%で維 持した。同行は昨年12月以降、4回連続で利下げしており、据え置きは予想 外だった。

カーニー総裁は、カナダのインフレリスクは「現在、均衡が取れていると 判断される」と話し、インフレ期待と国内外の景気の注視を続けると表明した。

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