砂糖関連株が急騰、非食料バイオ燃料の量産報道-粗糖価格の軟化期待

砂糖関連株が軒並み急騰。出光興産と三菱 商事が食料を原料としないバイオ燃料の量産に乗り出すと一部で伝わり、直近で 値上がりの目立った粗糖価格が軟化するとの思惑が台頭。「製糖業界のコスト削 減につながるとの期待が高まる格好」(大和証券SMBCグローバル・プロダク ト企画部の宮沢一輝マーケットアナリスト)となった。

東洋精糖が一時前日比48円(39%)高の170円、日本甜菜製糖は43円 (18%)高の284円まで上昇し、ともに約2週間ぶりに年初来高値を更新。三井 製糖も9.7%高の406円まで上げた。東洋糖の午前終値は32%高の161円で、東 証1部の上昇率トップ。

20日付の日本経済新聞朝刊によると、出光と三菱商は食料を原料としない バイオ燃料の量産に乗り出す。ホンダなどが開発した稲わらや雑草を原料に使う 生産技術を導入、北米やアジアを候補地として世界最大級の工場を建設、2011 年にも日本などに出荷するとしている。取材源は明示していない。

甜菜糖の相川繁管理部長は、「粗糖相場高により原料調達コストが高まって いるが、現状は価格転嫁が十分に進んでいない。仮に粗糖価格が軟化に向かえば、 利益率の改善につながる」と話した。バイオ燃料用の需要が増えるとの見方を背 景に、東京穀物商品取引所の粗糖期先相場は19日まで9日続伸していたが、20 日は10営業日ぶりに反落している。

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