短期市場:現先オペが0.61%に上昇、6月末の資金手当て-金先小幅高

午前の短期金融市場では、日本銀行が実施 した国債買い現先の資金供給オペで落札金利が0.61%に上昇した。外国銀行の 中間期末、国内銀行にも四半期末となる6月末は資金手当ての需要が強い。足元 ではレポ(現金担保付債券貸借)が0.60%程度で高止まりしている。

午前9時30分の国債買い現先オペ8000億円(6月24日-7月4日)の最 低落札金利は、前回(6月20日-26日)より4ベーシスポイント高い0.61% と、3月28日(0.64%)以来の高水準。平均金利は3.6ベーシス上昇の

0.616%になった。3倍を超える2兆5657億円の応札が集まった。

レポは、23日スタート分が0.63%、24日分も0.61%から取引が始まり、

0.60%程度で推移している。利払い債の振替停止期間明けの20日以降、高止ま りしている。前日の市場では、月末をまたぐ1週間物のレポで0.6%台後半の取 引も観測されたもようで、オペ金利上昇は予想範囲内との指摘も聞かれる。

東短リサーチの寺田寿明研究員は、今後のレポについて、「25日や26日に 期日を迎えるオペのロール(乗り換え供給)次第ではあるが、0.60%程度で推移 し、月末に一段上昇するというのが大方のイメージではないか」と指摘している。

足元金利が高止まりするなか、ディーラーや投資家の短期国債の買いも慎重 になっており、新発政府短期証券(FB)3カ月物利回りは前日と横ばいの

0.585%から一部0.59%で取引されている。

翌日物0.51-0.52%付近

無担保コール翌日物は0.51-0.52%付近。国債決済の集中日で運用が慎重 なうえ、為替スワップに応じて円投・円転コストが振れやすい。朝方は外国銀行 の条件付取引で0.54%、国内大手行も0.52%の調達が見られた。外銀は0.52-

0.53%付近から0.50%付近まで調達希望を引き下げ。国内銀の調達も0.50-

0.51%となっている。

四半期末の月末をまたぐ1週間物は0.73%で一部外銀が少額調達したもよ う。インターバンクの市場関係者によると、6月末の資金繰りに不安感を持って いるところもあり、運用が少ないという。1カ月物より期間の短い取引では運用 希望が少なくなっている。

20日は短期国債、中長期国債の発行・償還・利払いが重なる。大量償還で 資金需給自体は5兆円の余剰になり、最終的には余剰感が強まる。ただ、資金の 受け払いが大きく、午前は運用が慎重になりやすい。

午前9時20分の定例調節が見送られ、準備預金(除くゆうちょ銀)は5000 億円増の6兆3000億円程度まで膨らむ。残り要積立額(1日平均4兆7800億 円)と積み終了先から推計した中立水準は4兆9000億-5兆円程度で、資金需 給を緩めた調節が続いている。

金先は上昇に転じる

午前のユーロ円金利先物相場は安く始まった後、小幅上昇に転じた。欧米の 金融不安で株価が下落するなか、現物債の買いをきっかけに債券先物が上昇した。 前日の海外市場は原油急落とドル高・株高・債券安の流れだったが、米金融保証 会社(モノライン)の保険子会社の格下げが懸念されている。

中心限月2009年3月物は一時0.020ポイント安の98.855(1.145%)まで 売られた後、債先の買い戻しにつられて0.020ポイント高の98.895まで上昇し た。長期・超長期債相場が堅調ななか、債先9月物は40銭超の上昇。来週に入 札を控えた新発2年債利回りは1ベーシス上昇の0.905%から2.5ベーシス低下 の0.870%まで買われている。

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