米BOAのカントリーワイド買収案:提示額が4分の1目減り-株安で

米銀2位のバンク・オブ・アメリカ(BO A)が、今年1月11日に発表した米住宅ローン最大手カントリーワイド・ファ イナンシャルへの買収提案がこれまでに4分の1目減りした。住宅不況に伴う 銀行の損失拡大の見通しが背景。

BOAの株価下落により、1月に約40億ドルだった株式交換方式による買 収提案の価値は29億ドルに減少。カントリーワイドの株価は、買収提案の1株 当たりの価値(4.93ドル)をさらに11%下回っている。

BOAのケネス・ルイス最高経営責任者(CEO)は、デフォルト(債務 不履行)や差し押さえの拡大で経営破たんの危機に直面していたカントリーワ イドを救済。しかし、BOAが先月、カントリーワイドの全債務を保証しない 可能性があると発表したことで、デフォルト懸念が高まっている。

企業の合併・買収(M&A)関連の裁定取引に特化しているヘッジファン ド、ヘーブンズ・アドバイザーズのマネジングディレクター、アビゲール・フ ーパー氏は「詐欺行為があったことを示唆する何かが見つかれば、カントリー ワイドは破たんする可能性がある」と指摘。「裁定取引ビジネスの関係者は現在 誰もそうしたリスクを取ろうと思っていない」と語った。

BOAの19日株価終値は、前日比0.8%安の28.14ドル。カントリーワイ ドは同3.4%高の4.83ドル。

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