イオンディ株が1カ月ぶり高値へ急反発、グループ外好調で成長力評価

商業・オフィスビルなど施設管理首位のイ オンディライトの株価が、一時前日比285円(15%)高の2135円と約1カ月ぶ りの高値水準へ急反発。親会社のイオンを中心とするグループ向けだけでなく、 グループ外の新規受託も順調に推移し、第1四半期(2008年3-5月)は大幅 な増益を達成した。今後もグループ外の受注を取り込むことで、中期的な高成長 が可能との見方が強まっている。

会社側が19日に発表した第1四半期業績によると、連結売上高は前年同期 比7.7%増の369億円、営業利益は26%増の25億8600万円と伸びた。イオング ループの大高ショッピングセンターなど新規の施設管理受注を獲得したほか、グ ループ外でも全国菓子大博覧会・兵庫、ホテルルートインなどを新規に受注。前 期受注のダイエーの全国店舗なども収益を押し上げた。通期営業利益計画(前期 比9.2%増の91億円)に対する第1四半期の進ちょく率は28.4%

野村証券金融経済研究所の奥代英樹アナリストは、「同社はこれまで、イオ ングループのGMS部門の店舗再編ペースがどう展開するかが業績の不透明要因 として存在していた」と指摘。しかし第1四半期の結果、「旧ジャパンメンテナ ンスによるグループ外への受注力が従来通り発揮されていることが確認された」 (同氏)という。

イオングループの一部の不採算店舗の閉鎖や業態転換といった再編が平均ペ ースで進むと想定し、奥代氏はイオンディの中期営業利益成長率を10%と試算 していた。今後も同進ちょくペースの変化による不透明感は引き続き業績に残る としながらも、「今期の滑り出しはこれまで予想していた利益成長率を上回る状 況となっており、PER(株価収益率)20倍前後に評価されて良い」と見てい る。会社側の今期1株利益予想は115円95銭。

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