新潟のアクランド株もみ合い、DIY回復し四半期好調-見極め要素も

新潟県を中心にホームセンターの「ムサ シ」を展開するアークランドサカモトの株価が、前日終値の1093円を挟み、高 安3%をそれぞれ付けるもみ合い展開。19日に発表した2008年3-5月期 (第1四半期)の利益は予想以上に伸びたものの、店舗閉鎖などリストラ効果 の側面も強く、今後の個人消費、DIY(日曜大工)需要の動向などを見極め ようと、方向感を見出しにくい。この日の高値は1129円、安値は1052円。

大和証券SMBCのグローバル・プロダクト企画部の高橋和弘部長は、 「第1四半期は利益が改善しているものの、不採算店舗の閉鎖による可能性が 大きい。このため、株価上昇のモメンタム(勢い)がつきにくい」と指摘した。

08年3-5月期の連結純利益は、前年同期比16%増の7億8200万円。常 務取締役の堀川優人管理本部長によると「プロ使用にこだわることで、DIY 関連用品の値上げが浸透。低採算の店舗を閉鎖したことで、人件費の削減につ ながった。第1四半期の利益はほぼ横ばいを見ていたが、2けた伸びた」とい う。同社では、採算性が低かったランドクラブ新潟を07年6月に、ランドク ラブ長岡を08年1月にそれぞれ閉鎖した。

また、建築基準法の改正に伴う新設住宅着工戸数の減少により、DIY関 連用品の売上高は低迷していたが、第1四半期は前年同期比2.2%増え、「販 売は回復傾向にある」と、堀川氏は見ている。

09年2月期(今期)の連結純利益は前期比61%増の23億円と従来予想を 据え置き。第1四半期の利益は上振れしたが、個人消費の落ち込みや景気先行 き不安が強いと判断した。ブルームバーグ・データによると、アナリスト4人 の予想平均値は25億9300万円。会社側が発表した今期の1株当たり利益予想 は113円40円。これを基準としたPER(株価収益率)は前日終値で9.6倍。 小売業平均の予想PER19.5倍と比べて低い。

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