債券相場は小幅高、国内株伸び悩みで買い―米債安受け朝方は売り先行

債券相場は小幅高(利回りは低下)。朝方は、 前日の米国債下落を受けて売りが先行した。しかし、反発して始まった日経平 均株価が伸び悩んで一時は下げに転じると、先物市場を中心に買い戻しの動き が優勢になっている。

東京先物市場の中心限月9月物は、前日比13銭安の133円10銭で寄り付 いた。直後に133円5銭まで下げたが、その後は買いがやや優勢になって、水 準を切り上げ、一時は22銭高い133円45銭まで上昇した。午前9時45分現在 の9月物の売買高は8734億円程度。

日興シティグループ証券の山田聡シニアストラテジストは、前日の米10年 債利回りが7ベーシスポイント(bp)程度上昇しているので、円債は安く始ま ると予想。一方で、「日経平均は横ばいとなるかもしれないが、昨日のようにア ジア株などが下げて、1万4000円を割ってくる局面があれば、債券はいったん 下げて始まった後、買い戻される」とも話していた。

日経平均株価は朝高後に伸び悩み。前日比40円85銭高の1万4171円2銭 で寄り付いた。一時は59円高まで上昇したが、その後は小幅下落に転じている。

新発10年債利回りは1.77%

現物債市場で新発10年物の293回債利回りは、前日比1.5ベーシスポイン ト(bp)高い1.795%で取引開始した。その後は利回り水準を切り下げる展開で、 午前9時半すぎには1bp低い1.77%に低下している。

一方、中期債相場は軟調。新発5年債利回りは前日比3bp高い1.405%で 始まった。その後は1.385%で推移している。

米国市場は株高・債券安、原油は下落

19日の米国債相場は下落。米国株が値上がりしたほか、原油相場がバレル 当たりほぼ5ドルの急落を記録、午前に発表された週間失業保険申請件数で減 少が示されたことが材料となり、債券が売られた。

BGキャンター・マーケット・データによると、2年債利回りは前日比9 bp上昇して2.94%。10年債利回りは7bp上げて4.20%。

また、英国債相場は続落。5月の英小売売上高指数が統計開始以来の大幅 な伸びとなったことを受け、利上げ観測が高まった。欧州債相場は下落。英小 売売上高指数が予想に反して大幅上昇したことを受けて、売りが及んだ。

一方、米株式相場は反発。原油先物相場が4ドルを超える下げとなったた め、運輸株や消費関連株に買いが入った。

--共同取材:池田祐美、柿崎元子、吉田尚史 Editor:Hidenori Yamanaka,Tetsuzo Ushiroyama

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