米ベイン・キャピタル:D&M買収、480億円TOB-価値向上へ(3)

米投資会社ベイン・キャピタルは、ディーアンド エムホールディングス(D&M)を買収する。株式公開買い付け(TOB)で最大約 480億円を投じて全株式を取得する。人材やノウハウを活用してD&Mの企業価値向上 を狙う。D&Mはファンドからファンドに筆頭株主が替ることになる。

デノンとマランツの共同持ち株会社D&Mが東証で20日開示した資料によると、 ベインが投資助言をする買収目的会社が、1株510円で7月25日までにD&MにTO Bを仕掛ける。TOB価格はD&M株19日終値に比べて40円、8.5%高い水準。全株 取得を目指すとしており、最大で476億円程度を投じる。

約8.2兆円の資金を運用するベインは世界規模で有する人材や経験を活用してD &Mの事業拡大を進める。この案件の財務アドバイザー(FA)にはゴールドマン・ サックスとリーマン・ブラザーズを起用した。D&MのFAはモルガン・スタンレー。 D&M筆頭株主のRHJインターナショナルは保有全株をTOBで売却する。

大和総研の李京華アナリストはこの案件を、RHJとベインというファンド間で のD&M株移動が本質と前置きした上で「ベインが最終的にどの事業会社に持ち株を 売却するかが焦点」と述べた。「D&M買収にケンウッドが名乗り」との報道があっ たが、「よりブランド力が高い企業のほうが買収主体にふさわしい」と李氏は指摘し た。

D&M株の午前終値は前日比32円(6.8%)高の502円。

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