カナダ・ドル:4日続伸、物価高で利下げ観測後退-2年債利回り上昇

19日の外国為替市場で、カナダ・ドルは 4日連続で上昇。過去1カ月で最長の上昇となった。5月のカナダ消費者物価 指数(CPI)が前月比1%上昇し、伸び率が1991年以来の高水準になった ことから買われた。

カナダ・ドルは、16主要通貨のうち12通貨に対して上昇。インフレ加速 が示されたことで、カナダ銀行が年内は利下げを実施しないとの観測が広がっ た。同中銀は昨年12月以降、4回利下げを実施しており、今月10日の政策決 定会合でも利下げが予想されていたが、市場予想に反して3%での据え置きを 決めた。

BMOキャピタル・マーケッツ(トロント)の副主任エコノミスト、ダグ ラス・ポーター氏は「この日発表されたインフレ統計は、中銀の焦点の変化を 説明する一助になる」と指摘。「今後数カ月は恐らく、これまでより格段にタ カ派的な中銀になるだろう」と話した。

カナダ・ドルは、トロント時間午後3時54分(日本時間20日午前4時54 分)現在、前日比0.2%高の1米ドル=1.0148カナダ・ドル(1カナダ・ドル =0.9854米ドル)。前日は同1.0171カナダ・ドルだった。

カナダ2年物国債(表面利率3.75%、2010年6月償還)の利回りは9ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の3.35%。価格は18セント安 の100.76カナダ・ドル。

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