コーンFRB副議長:米証券会社、ショックへの備えを改善-議会証言

コーン米連邦準備制度理事会(FRB)副 議長は19日、米上院銀行委員会で証言し、米連邦準備制度が米証券会社へ資金 供給するための「多様な選択肢」を検討するなか、証券会社はショックへの対 応能力を改善させていると述べた。

コーン副議長は、「プライマリーディーラー(米政府証券公認ディーラー) は極端な事態への備えを改善するため、流動性と資本構成を強化している」と 語った。

政府当局者によると、米金融当局が9月にプライマリーディーラーを対象 にした連銀窓口貸し出しプログラム(PDCF)を終了させた場合、投資銀行 が同貸し出しを引き続き利用できるようにする方法が政府内で検討されている。

コーン副議長は、「われわれは引き続きPDCFの効果を注視し、多様な選 択肢を検討する」と述べた。

米住宅ローン問題については、「主としてプライムローン以外のローンに絡 んで、金融機関は依然、第一抵当権住宅ローン関連の損失を被っている」と指 摘。また「サブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)にそれほど 関与していない金融機関も含め、ホーム・エクイティローンの損失も大幅に増 加している」と述べた。

情報の共有

バーナンキFRB議長ら規制当局者らは、投資銀行に関する情報をどのよ うに共有するかや、資本やレバレッジのガイドラインの監督機関をどこにする か、米連邦準備制度の資金供給の利用に関するルールの明確化の方法について 協議している。

また当局者らは、当局からの救済があると見込んで大き過ぎるリスクを抱 えるようなモラルハザード(倫理の欠如)の改善も目指している。

コーン副議長は、「金融機関は、流動性問題が再び起こった場合に備える必 要があるとわれわれは考える」と指摘。当局者は「資本分析や、金融機関の見 通しに対する見直しを強化した」と述べた。

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