米企業の社債保有リスクが上昇-金融機関の評価損計上への懸念で(2)

19日のクレジット・デフォルトスワップ(C DS)市場では、米企業の社債保証コストが2日連続で上昇した。米銀大手シ ティグループが資産評価損を追加計上する方針を明らかにしたほか、住宅ロー ン保証会社のトライアド・ギャランティーが新たな引き受けを停止すると説明 したことから、金融機関を中心に上昇した。

シティの社債に関連するCDSスプレッドは2週間ぶりの高水準となった。 同行のゲーリー・クリッテンデン最高財務責任者(CFO)は個人向けローン 関連で「大幅な」評価損や貸倒損失を追加計上する方針を示した。またトライ アドは、米住宅金融投資のフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)がトライ アドの住宅ローン保証会社としての認定を一時停止したため、資金が「流出」 する恐れがあると指摘し、PMIグループなど住宅ローン保証会社のCDSス プレッドも上昇した。

フェニックス・パートナーズ・グループによると、シティのCDSスプレ ッドは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の117bp。一時は 122bpに上昇した。住宅ローン保証のPMIは125bp上昇の895bpと過去 最高水準だった。同業最大手のMGICインベストメントは82bp上昇の710 bp。

ドイツ銀行によれば、北米の投資適格級企業125社で構成するマークイッ トCDX北米投資適格指数は4bp上昇の117.75bp。

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