米国債:下落、失業保険申請の減少や株価上昇で-原油安も材料に(2)

米国債相場は下落。米国株が値上がりした ほか原油相場がバレル当たりほぼ5ドルの急落を記録、午前に発表された週間 失業保険申請件数で減少が示されたことが材料となり、債券が売られた。

みずほ証券USAの米国債トレーディング責任者、セオドア・エーク氏は 「債券以外の市場の動きによって打撃を受けているだけだ」と語った。

財務省は来週に2年債(300億ドル)と5年債(200億ドル)の入札を実施す ると発表した。5年債は2003年以来の規模となる。2年債と10年債の利回り 格差は125ベーシスポイント(bp、1bp=0.01ポイント)まで縮小した。6月 はじめは同利回り格差は145bpだった。

BGキャンター・マーケット・データによると、ニューヨーク時間午後3時 33分現在、2年債利回りは前日比12bp上昇して2.97%。2年債価格(償還 期限2010年5月、表面利率2.625%)は7/32下げて99 11/32。10年債利回りは 8bp上げて4.22%。

労働省が発表した14日に終わった1週間の新規失業保険申請件数(季節調 整済み)は前週比5000件減の38万1000件だった。

2年債、5年債入札

財務省は24日に2年債を、26日に5年債の入札を実施する。ドイツ銀行の 富裕層向け資産運用部門で債券トレーディングの責任者を務めるゲーリー・ポ ーラック氏は、「米財務省は海外からの投資家を惹きつけるのに苦労している。 海外からの応札がなければ利回りはもう少し高くならざるを得ない」と語った。

5月29日に実施した5年債入札(190億ドル)では、外国中央銀行を含む間 接応札が落札全体に占めた割合は16.5%と、2003年6月以来の低い水準だった。 過去12回の5年債入札における同割合は22.8%だった。

バークレイズ・キャピタルの金利ストラテジスト、マイケル・ポンド氏は米 景気減速のなかで米国債の入札規模を拡大することは利回りを押し上げること になると語る。

同氏は年内にFOMCがフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を現在の 2%から2.5%に引き上げるとみており、10年債利回りは2009年半ばまでに

5.4%に上昇すると予想している。

米監督当局の話し合い

米監督当局は3月に緊急措置として創設されたプライマリーディーラー(米 政府証券公認ディーラー)向け連銀窓口貸し出し制度が終了した場合に備え、 その後の対応を協議している。政府関係者2人が明らかにした。

協議では、ベアー・スターンズのように取引企業が数百社に及ぶ大手証券企 業が破たんの危機に直面した際、どのような対策を事前に取るべきかといった 点などを中心に議論が進められているという。

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