欧州債:下落、利上げ観測が欧州全域に拡大-予想上回る英小売統計で

欧州債相場は下落。英小売売上高指数が予 想に反して大幅上昇したことを受けて英国債相場が下落し、欧州債にも売りが 及んだ。

独10年債利回りは昨年7月以来の高水準に上昇した。この日発表された5 月の英小売売上高指数が前月比3.5%上昇と、1986年以来で最大の伸びとなっ たことを受け、インフレ加速で各中央銀行が利上げを迫られるとの観測が強ま った。

4キャストの債券ストラテジスト、ホセ・ガルシアザラテ氏(ロンドン在 勤)は「驚異的に強かった英小売売上高指数が材料だ」と指摘。「当社は利回 りは上向きのバイアスにあるとみている。ECBの7月利上げの可能性が織り 込まれてきたが、現在はその後の追加利上げに向けて調整しているところだ」 と語った。

ロンドン時間午後5時までに、独10年債利回りは前日比7ベーシスポイン ト(bp、1bp=0.01%)上げ4.68%。4.55%まで下げる場面もあった。同 国債(2018年7月償還、表面利率4.25%)価格は0.54ポイント下げ96.57。 2年債利回りは6bp上昇し4.70%。2年債に対する10年債の上乗せ利回り はマイナス2bpとなり、4日連続の長短金利逆転となった。

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