国際金融情報センター西村氏:堅調な成長局面継続へ-ブラジル経済

国際金融情報センターの西村周二研究員は19 日放映のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、ブラジル経済の見通 しについて、以下のようにコメントした。

ブラジル経済見通し:

「第1四半期(1-3月期)GDP(国内総生産)は実質で前年比5.8%増加 した。前期(6.2%増)に比べスローダウンしたが、引き続き堅調な成長局面にあ る」「成長の背景は、旺盛な個人消費。賃金の上昇や個人向けローンの拡大のほ か、通貨レアルの上昇が安価な輸入品の増加がある」

ブラジルのインフレ懸念:

「ブラジルは農業国かつ資源国であるため食料品やエネルギー価格の高騰と は無縁との見方もあるが、実際は例外ではなく、年初以来3%前後で推移してい たCPI(消費者物価)上昇率は5月には5.58%程度に上昇している」

ブラジルの投資環境:

「今年4月には格付け大手がソブリン格付けを引き上げた。『投資適格格付 け』が付与された。この背景には、ブラジル経済ファンダメンタルズ(基礎的条 件)の顕著な改善がある。特に財政と対外収支が好転だ。株式相場はソブリン格 付けの引き上げを好感し大幅上昇。5月半ばには過去最高値を更新している」

「金融当局はインフレ抑制を狙い、金融引締めを続け、現在は12.25%に達し ている。エコノミスト予想では年末までに、14.25%程度まで引き上げられる見通 しだ。ブラジル中銀総裁も金融引締めを続ける姿勢を示しており、金利の上昇基 調は続くだろう」

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