サッポロ:ビールにCO2総排出量を表示、来年から-大手メーカー初

サッポロホールディングス傘下のサッポロビ ールは19日、2009年から原料栽培から製造・流通・廃棄に至るすべての段階で排 出した二酸化炭素(CO2)の総量をビール商品に表示すると発表した。まず主力 の生ビール「黒ラベル」(350ミリリットル缶)で表示、通年販売を順次全国で始 める。

欧州で先行する「カーボンフットプリント(炭素の足跡)」と呼ばれる取り組 みで、具体的な商品への表示を表明したのは日本の大手メーカーとして初めて。ビ ールという商品では世界初となる。環境負荷を明確化して“環境に優しいサッポ ロ”というブランドイメージを確立するのが狙い。顧客の環境志向が高まるなか、 将来的にCO2排出量が購買時の判断基準になることに備える。

カーボンフットプリントとは、製品の製造から流通、廃棄までのそれぞれの過 程で、どの程度CO2を排出しているかを商品に表示する取り組み。消費者が商品 の環境負荷を比べて購入できる方法として関心が高まっている。英国では今年2月、 スーパー最大手のテスコやコカ・コーラなど20社、75品目による試験的プロジェ クトが実施されている。

日本では、経済産業省がカーボンフットプリントの指針作りに着手した。17 日には「カーボンフットプリント制度の実用化・普及推進研究会」の初会合を開催。 セブン&アイホールディングスやイオンなどの流通大手、味の素、カゴメ、サッポ ロなどの食品メーカー大手の関係者らが参加した。11月までにCO2排出量の算 定方法や商品への表示方法などを検討し、来春にも指針をまとめる予定。

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