バンダイ社長:「環境」は玩具事業の不可欠な要因-おもちゃショー

バンダイナムコホールディングス傘下でト イホビー事業を手掛けるバンダイの上野和典社長は19日、都内で開催した東京 おもちゃショー2008の会場で、ブルームバーグ・ニュースに対して、ことしの玩 具事業の特徴や見通しなどについて語った。同社は今期、環境を重視した玩具制 作に一段と注力するほか、少子化に伴う需要減少に対して、世代間をつなぐ玩具 開発に取り組む方針。主な発言は以下の通り。

ことしの注目テーマの1つにエコ、環境問題が挙がっているが:

「エコ、環境問題は玩具作りにおいて欠かせない要因となっており、今後も 一段と重視する方向にある。今回のおもちゃショーでは環境専門のブースも設け た。昨年、バンダイのカプセル玩具のガシャポンを廃棄すれば土にかえる製品が エコ大賞を受賞したが、バンダイは早くから環境問題に取り組んでおり、認知を 高めるために小冊子にまとめたものを配布している」

国内では少子化に伴う市場規模の縮小を懸念する声が挙がっているが:

「2世代型、3世代型商品の進化・革新が今回のショーのテーマとなってい るが、世代を超えたキャラクターが一番の少子化対策ではないか。すなわち子供 だけではなくてお父さん、お母さんも買えるような商品にすることで購買年齢層 の拡大につなげたい」

前期業績ではトイホビー事業はやや苦戦し減収減益となったが:

「たまごっちが1000万個規模で売れていた時代もあったが、その意味では 最盛期の勢いがないのは事実。その分、キャラクター玩具に比重を移そうとして いるところだ。昔はやったキャラクターを全部1つにまとめるために新しい事業 部を設置した。これにより、お父さんが遊んだ昔の仮面ライダー商品とオンタイ ムでやっている仮面ライダーの商品をそれぞれ買えるようになった」

現在策定中の次期中期経営計画のなかでトイホビー事業の位置付けは:

「トイホビー事業がバンダイナムコ・グループのなかで中核を担っている。 キャラクター・マーチャンダイジングがベースになっている事業部なので、魅力 的なキャラクターの発信はここからだと考えている」

東京おもちゃショー2008は東京ビッグサイトできょう開催。商談見本市が 19日と20日、一般公開は21、22の両日。日本玩具協会は4日間で12万人の来 場を目標に掲げている。

バンナムH株の株価終値は前日比17円(1.3%)安の1299円。

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