ミタチ産株が年初来高値、ハイブリッド車普及を期待-部品拡充で成長

名古屋に本拠を置く電子部品商社のミタ チ産業の株価が年初来高値を更新。原油価格高騰を背景に、自動車メーカー各 社がエネルギー効率の良いハイブリッド車の開発・増産に注力している。ミタ チ産はハイブリッド車用の部品を数多く手掛けているため、その恩恵を受ける 銘柄群の1つとして買いを集めた。

この日の高値は前日比75円(9.3%)高の880円で、2007年11月16日以 来の高値水準。午前の出来高は4万4600株で、06年3月16日(6万9100 株)以来の大商いとなっている。

東海東京調査センターの細井克己シニアアナリストは、ミタチ産について 「ハイブリッド車向けの部品が今後も伸びていくと思われる上、足元の業績を けん引してきたカーナビも堅調で、安定的に成長できる」と指摘した。08年5 月期業績をベースに、専門商社の平均PER(株価収益率)12.5倍の950円ま で評価されるべきと分析している。

ミタチ産は1976年設立で、トヨタ系自動車部品メーカーのアイシン精機 グループやシャープが主な取引先。連結売上高に占める自動車部品の比率は約 43%で、ハイブリッド車向けに、駆動・発電モーターやウォーターポンプ用の IC(集積回路)などを提供している。

7月7日に決算、8月に中国で販社

同社は7月7日の取引終了後に2008年5月期決算を公表する予定。会社 側では「7日の決算発表時に詳細を発表するので、それまで待って欲しい」 (IR担当の江上達郎氏)とするが、株式相場では09年5月期以降の成長を 見越して買い注文が多く入っているようだ。

8月には中国・深センで半導体や電子部品の販売会社を創設する予定で、 中国華南地区で展開する日系自動車メーカーや現地の自動車メーカー向けに商 品を売り込む計画だ。今年2月27日-30日に開催された「健康博覧会2008」 にサンプル出品した携帯型高濃度酸素空気発生装置「オキシフィット」は好評 だそうで、「商品化に向けて取り組んでいるところ」(江上氏)という。

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