短期市場:翌日物0.50-0.52%、外銀需要増も国内銀は安定-需給緩め

午前の短期金融市場の無担保コール翌日物 は0.50-0.52%付近。外国銀行の調達意欲が強まる一方、準備預金は5兆8000 億円に増加して資金需給が緩んでおり、国内大手銀行は調達希望を0.49%に引 き下げ、まちまちの動きとなっている。

18日の加重平均0.505%に対して、外銀の調達は0.51%から始まったが、 午前9時半ごろから調達を強め、0.515%から0.525%まで強含み。引き続き調 達需要が残っている。一方、国内銀の調達は0.50-0.505%で始まり、0.50%か ら0.49%に調達希望が下がっている。

国内大手金融機関の資金担当者は、為替スワップが円投地合いになると、外 銀から裁定を狙った調達が入るもようで、時間帯によって振れやすいという。市 場関係者によると、外銀の調達は実需の他に、円から外貨に転換する円投需要に 向けた運用目的で、安い円をコールで調達する動きも時々見られるという。

日銀は朝の定例調節を見送った。準備預金(除くゆうちょ銀)は2000億円 増の5兆8000億円と、残り要積立額(1日平均4兆8000億円)と積み終了先か ら推計した中立水準(5兆円程度)を大きく上回る。新しい積み期間(6月16 日-7月15日)に入って以降、今月末の四半期末の市場安定にも配慮して、資 金需給に余裕のある調節が継続されている。

無担保コールのターム(期日)物では、月末30日に期日を迎える1週間物 で0.55%前後の運用希望が散見される。一方、月末を越える1カ月物の運用希 望は0.70%前後。月末・月初物(6月30日-7月1日)は、外銀の調達希望が

0.7%台、国内銀は0.60%前後で、証券による0.8%台の調達も聞かれる。

レポ(現金担保付債券貸借)は、利払い債の振替停止期間明けとなる20日 スタート分が0.59-0.60%付近、23日分も0.58-0.60%付近で高止まりしてい る。ただ、20日の国債大量償還の資金が見えてきたとの声も聞かれ、徐々に低 下する可能性もある。

金利先物は伸び悩み

午前のユーロ円金利先物相場は小幅続伸(金利は低下)後に伸び悩み。米大 手証券モルガン・スタンレーの減益決算など業績懸念と金融不安から株価が大幅 に下落するなか、債券先物と金先は早期利上げ観測の後退に伴う買い戻しが続い たが、買い一巡後は戻り売りが出て、徐々に上値が重くなった。

中心限月2009年3月物は前日比0.025ポイント高の98.905(1.095%)まで 買われた後、同0.005ポイント高の98.885まで上昇幅を縮小している。前日は

98.915まで買われていた。新発2年債利回りは1ベーシスポイント低下の

0.860%から横ばいの0.870%まで売り戻された。2年スワップは1.28%付近か ら1.295%付近に水準を上げている。

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