売れ筋真珠も買い控え、田崎真珠株は上期赤字で急落-超高額帯は堅調

真珠トップの田崎真珠の株価が一時、前日 比18円(7.1%)安の236円と急落。ガソリンや食料品などの値上げによって個 人消費が落ち込み、売れ筋である価格帯の真珠の買い控えから売り上げが減少。 特別損失の計上も響き、2008年4月中間期は最終赤字に転落した。今後も収益 環境は厳しいとの見方から売りが膨らんだ。

会社側が18日に発表した業績予想修正によると、上期の連結営業利益は前 年同期比17%減の5億円(従来7億5000万円)となる見込み。粗利益率が60% と高い小売事業が低迷して粗利益率が悪化した上、固定資産の減損損失や繰延税 金資産の回収可能性を保守的に見直したことなどで、最終損益は26億2000万円 の赤字(従来予想は2億円の黒字)に落ち込む。

明石靖彦常務は、「300万円以上の超高額帯や2-3万円の低価格帯は大き な影響がないものの、売れ筋である20-30万円台での買い控えが増加した。生 活での優先順位の低い宝飾品は、景気が悪くなり始めると最初に影響を受ける」 と説明した。粗利益率の悪化については、「ミャンマーの100%子会社の資金繰 りが悪化していることから、同子会社の真珠の現金化を急いだことで粗利益率が 20%と低い卸売事業の構成比率が高まったため」(同氏)という。

会社側では今回は上期業績を下方修正したが、通期業績については従来計画 (連結純利益4億円)を据え置いた。決算発表は20日午後3時30分を予定して いるが、「原油価格の急落などがなければ、個人消費が厳しい状況は下期も続く だろう。通期計画もあす修正する予定」(明石常務)としていた。

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