理研ビタ株が反発、原料調達メリットなど期待-キッコマンと提携

食品添加物などを手掛ける理研ビタミンの 株価が買い気配で始まり、寄り付き後は一時前日比110円(3.5%)高の3250円 まで上げた。しょうゆ最大手のキッコーマンと資本・業務提携を行うと18日に 発表。提携が原料の共同調達や販売チャネル拡大などを通じ、収益にプラスに働 くとの見方から買いが先行している。

キッコマンは20日、理研ビタの大株主でもあるSFCGから発行済総数の

29.99%に当たる709万3400株を市場外の相対取引で取得する。1株当たりの取 得金額は3660円で、18日終値3140円を17%上回る水準。これまでキッコマン は理研ビタ株の総株主の議決権の数に対する所有割合が2.11%だったが、今回 の取得後は32.1%まで高まり、筆頭株主となる。

東海東京調査センターの角山智信アナリストは、「食品メーカーは国内市場 が伸びない中、原料と安全・安心のコストが増えており、いかにコストを低減さ せていくかが共通のテーマになっている」と指摘した。その上で今回の提携は、 キッコマンにとっては原料調達などのメリットや持ち分法による利益押し上げ効 果、理研ビタにとってはキッコマングループ入りすることで原料調達から販売チ ャネル拡大までのメリットがあると話している。

理研ビタは発表資料で、これまで両社は双方のブランドと研究開発力・技術 力の融合、共同調達など幅広い分野での協業の可能性を探っていたとし、今後は 様々な分野で協業を行うとしている。

キッコマンは前日比7円(0.5%)安の1289円と4日ぶりマイナス圏推移、 SFCGは10円(0.1%)高の1万2290円と小幅続伸して始まった後、0.8%安 と下げに転じている。

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