コープケミ株が急騰、肥料の採算改善に期待感-全農は肥料値上げ観測

化学肥料大手のコープケミカルの株価が前 日比27円(13%)高の242円と急騰。全国農業共同組合連合会(JA全農)が 主要な肥料の販売価格を引き上げる方針との一部報道を受け、追随値上げを行う ことによって採算が改善するとの期待感が高まった。このほか、片倉チッカリン は17円(4.6%)高の387円と続伸し、カネコ種苗は26円(3.2%)高の846円 と反発するなど、他の肥料関連株も上げた。

19日付の朝日新聞朝刊によると、化学肥料で約6割のシェアがあるJA全 農は主要な肥料の販売価格を7月から現在の1.5倍から2倍程度に値上げする方 向で最終調整している。原料のリンや窒素など、原材料の価格高騰が要因という。

水戸証券の松尾十作投資情報部長は、「最大手が値上げすれば同業他社は追 随値上げが可能になり、採算が改善するとの期待が高まった」と見ている。肥料 を手掛ける企業でも日産化学工業などは下落しているが、「化学肥料の売上構成 比率がより高く、値上げによる収益変化率が大きい企業ほど買いが向かってい る」(同氏)としていた。

肥料事業の売上構成比は、コープケミが前期(2008年3月期)実績で77%、 片倉チッカは78%。これに対し、日産化学は農薬と肥料を含めた農業化学品で 21%にとどまっている。

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