カナダ国債:相場上昇、中銀の年内利上げ観測が後退-加ドルも上昇

18日のカナダ国債市場では、2年債相場が4 営業日連続で上昇。過去1カ月余りで最長の上昇局面となった。景気減速で各国 中銀が年内の利上げを見送るとの観測が広がった。

2年債利回りは過去1週間余りで最低の水準。金利先物市場で織り込まれる利 上げの確率が低くなってきたことが背景となった。カナダ銀行のカーニー総裁は 10日、政策金利である翌日物貸出金利の目標水準を3%に据え置いた。市場予 想に反する決定だった。

RBCキャピタル・マーケッツのシニア債券ストラテジスト、マーク・チャン ドラー氏は「市場はやや先走っていたようだ」と指摘。「各国中銀がインフレと 戦うために迅速に行動するという考え方に、あまり説得力はない。こうした観測 が後退すると、期間が短めの債券の相場が上昇する」と述べた。

トロント時間午後3時(日本時間19日午前4時)時点のカナダ2年物国債 (表面利率3.75%、2010年6月償還)利回りは3ベーシスポイント(bp、1 bp=0.01%)低下の3.26%。前回、4営業日連続で利回りが低下したのは5月 12日までの期間だった。価格は5セント高の100.93カナダ・ドル。

10年物国債(表面利率4%、2017年6月償還)の利回りは3bp低下の

3.81%。価格は21セント高の101.42カナダ・ドル。

カナダ・ドルは前日比0.1%高の1米ドル=1.0178カナダ・ドル(1カナダ・ ドル=0.9825米ドル)。前日は1.0187カナダ・ドルだった。

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