米中戦略経済対話が閉幕:ポールソン財務長官,元の柔軟性拡大促す(2)

米中両国の経済閣僚が参加した第4回米中戦 略経済対話は18日、2日間の日程を終了した。共同議長を務めたポールソン米 財務長官は中国に人民元相場の決定における市場の役割拡大を促すとともに、中 国との協議事項にエネルギー安全保障を新たに加えた。

ポールソン長官は経済対話終了後にワシントンで発表した声明で、「私は最 近の元上昇ペース加速を歓迎する」と強調。人民元の「柔軟性」の拡大が中国の 「インフレを抑制する上で極めて重要な手段」だと指摘した。

エネルギーと環境問題では、ポールソン長官と中国の王岐山副首相が10年 間の協定に合意。同協定の対象分野は大気、水質、クリーンエネルギー、運輸、 森林と湿地帯の保護。

また両国は、企業による投資の相互拡大を目指す投資協定の交渉を開始する ことでも合意した。同交渉は締結までに少なくとも1年以上かかる見通しだ。

また同長官は、両国が「世界の金融市場に完全に参加し、両国経済の均衡を 図り成長を促すことで」合意したと述べた。

ポールソン長官は対話終了後の記者会見で、開かれた市場の必要性を中国が 理解していることは「疑いない」と語った上で、両国は「変革のペース」という 点で見解が異なったと指摘した。

また投資協定について同長官は、締結されれば「米中両国が投資を歓迎し、 互いに相手国の投資家を公正かつ透明に待遇するという強いシグナルとなるだ ろう」と語った。

ドルについては、「どんな経済にも好不調はあり、米経済は現在、より厳 しい期間を通過している」と述べた上で、強いドルへの支持をあらためて強調 した。

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