英中銀総裁:インフレ対策で景気減速や生活水準の低下必要

イングランド銀行(中央銀行)のキング総 裁は18日、政策当局者がインフレ対策でひるむことはないと指摘し、そのため には経済成長が鈍化し、英国の生活水準が低下することが必要だとの認識を示し た。

キング総裁はロンドンでの夕食会で「金融政策委員会(MPC)はインフレ 率を目標の2%に戻し、中期的なインフレ期待を目標水準に安定させるために必 要なあらゆる措置を講じる用意がある」と言明。「英景気減速は物価や賃金の上 昇圧力を抑制する上で必要だと確信している」と述べた。

原油や食品価格が過去最高値圏に上昇していることや住宅価格の下落、信用 収縮を背景に英経済はリセッション(景気後退)に向かっているとの見方が強ま っている。イングランド銀は16年連続の経済成長を持続させるよう取り組むべ きだと指摘する声もあるが、インフレ率が少なくとも10年で最も高い水準にあ るなかで、キング総裁はそうした考えを拒否する姿勢を示した。

キング総裁は「楽な時期にはならないだろう。一部の家庭が特に困難な局面 に直面することも承知している」と述べた上で、「受け入れるのは容易ではない が、購買力や住宅市場でのこうした変化は重要なシフトで、回避できないもの だ」と強調した。

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