金融機関の損失、1.3兆ドルに到達か-ヘッジファンドのポールソン氏

米ヘッジファンド、ポールソン(ニューヨ ーク)の創業者、ジョン・ポールソン氏は18日、ヘッジファンド業界の会議で 講演し、今回の信用危機による評価損や損失は総額で1兆3000億ドル(約140 兆円)に達する公算があるとの見方を示した。

国際通貨基金(IMF)は損失の総額を9450億ドルと見積もっている。ポ ールソン氏はモナコで開催の「GAIMインターナショナル」ヘッジファンド 会議で「評価損はまだ3分の1ほどが出ただけだ」として、「数多くの問題が あり、年末まで影響が続くだろう。安定化の兆しは見られない」と述べた。

ポールソン氏は米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン関連 証券の空売りで大きな収益を上げた。

同氏は米経済の先行きについて、住宅価格下落が個人消費の重しとなるな かでリセッション(景気後退)に向かいつつあるとして、今年7-12月(下期) は1-6月(上期)よりも悪く、減速は2009年まで続くとの見方を示した。住 宅市場では苦境を示す兆候が強まっていると指摘した。

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