NECエレ:ブルーレイ機器向け半導体のシェアを今期5割に拡大へ

半導体専業メーカーのNECエレクトロニク スは18日、ブルーレイ・ディスク(BD)機器向け半導体の世界シェアを、2009 年3月期に5割以上に拡大する計画を発表した。前期(08年3月期)は約4割だ ったが、この日発表した機器開発コストを抑制できる新型半導体の量産などで実現 を目指す。

07年3月に発売した従来製品は、データの記録・再生に必要なアナログとデ ジタルの信号処理に別々の半導体を使っていたが、新製品はこれを1個にまとめ、 消費電力を33%、実装面積を20%減らした。BDの記録再生スピードも業界最高 の8倍速とした。前期140万個だったBD向け半導体の出荷量は今期1000万個を 計画している。

事業を担当する新津茂夫氏によれば、新型半導体はBD機器の開発コストも 30%削減できるという。将来は、デジタル放送などで受信した高精細映像の画像処 理を行うシステムLSI(大規模集積回路)も「1チップ化」していくという。

同社は、BD規格対応のパソコンや、DVD(デジタル多用途ディスク)プレ ーヤーやレコーダーの市場規模が、今期は1800万台と前期の5倍強に拡大すると 予測。さらに11年3月期には7000万台に急拡大するとみている。

NECエレクトロニクスの株価はゴールドマン・サックス証券が投資判断を 「中立」から「買い」に引き上げたことをきっかけに年初来高値を更新。18日終 値は前日比400円(16%)高の2970円のストップ高(値幅制限いっぱいの上昇)。

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