近づく北京五輪、薄型テレビの売れ行き加速、7月は4割増も-BCN

北京五輪が近づくなか、国内の薄型テレビ の売れ行きが加速してきた。調査会社BCN(東京都文京区)が18日発表した 分析によると、5月から伸びが目立ち始めており、7月は台数で4割、金額で 3割増える見込み。ボーナス商戦を前倒しする形で五輪需要が立ち上がり始め たとみている。

BCNは、全国のパソコン専門店、家電販売店26社約2350店のPOSデ ータ(販売時点情報管理)を収集しデジタル家電市場を分析している。例年 5、6月は需要の谷間となるが、今年は薄型テレビは金額ベースで5月が前年 同期比13%増、6月前半は23%増だった。

特に液晶テレビは金額の伸びが顕著で、5月が同18%増、6月前半は同25 %増。1月から毎月前年割れが続いていたプラズマも6月前半は同15%増え た。液晶、プラズマとも大型が好調。40型以上50型未満の6月前半の台数は 液晶が同89%増、プラズマは同2.2倍だった。

会見したBCNの田中繁廣チーフアナリストは、「スポーツイベントの際 には大型の需要が伸びるという傾向がはっきり数字に表れている」と述べ、40 型クラスが今年下期の商戦を引っ張るとの見通しを示した。

BD対応機のシェア6割へ-レコーダー販売額

DVDレコーダーは、新製品が出そろった5月を境にブルーレイディスク (BD)も本格的に普及し始めた。DVDレコーダー全体で5月は金額ベース で同19%増、6月前半は同38%増。7月は台数で同20%増、金額で同25%増 前後伸びるとみている。DVDレコーダー市場に占める金額ベースの割合が4 月に初めて5割を超えたBDレコーダーは、7月に6割を超えると予測する。

DVDレコーダーは、06年の冬季五輪やサッカーワールド杯では会期中も 販売が急伸した経緯がある。田中氏は、北京五輪も「日本選手の活躍次第では 8月中旬まで需要のピークが続く可能性もある」とみている。

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