メリルリンチの菊池氏:風力発電の助成金復活すれば国内需要拡大も

【記者:中山理夫、曽宮一恵】

6月18日(ブルームバーグ)メリルリンチ日本証券の菊地正俊株式ストラ テジストは18日、ブルームバーグテレビジョンのインタビューで、地球温暖化 対策が主要テーマとなる洞爺湖サミットに関連して、風力発電の助成金が復活 すれば国内での需要拡大が見込めると語った。

太陽光発電の見通し:

「日本国内では、2005年に一般家庭での太陽光発電への助成金が打ち切ら れた。その後、太陽光発電導入の速度が鈍化した。そのため関連企業は海外の 需要に依存することになった。先般発表された福田ビジョンのなかで、助成金 の復活検討を明らかにした。実現すれば、国内での需要拡大が見込める。さら に、中国、インド、中東などで需要が高まっており、海外からの需要も期待で きる」

日本で風力発電市場拡大の可能性は:

「風力発電が普及しているヨーロッパの一部に比べ、日本では風力が弱く、 適した設置場所が少ない。太陽光発電に比べ、日本での普及は低いとみている。 しかし、今のところ非常に費用がかかるが、海上での風力発電設備の設置が普 及すれば状況は変わってくる」

注目する環境関連事業は:

「ビルの二酸化炭素排出削減ビジネスとLED(発光ダイオード)の普及 によって省エネにつながるとみている。米・英が途上国の温暖化対策のファン ドを創設し、福田ビジョンで、日本政府も12億ドルの供出を決定した。こうし た途上国への温暖化対策への援助事業に注目している」

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