CP市場:6月末償還物が大幅上昇、メーカー0.8%後半-投資家敬遠

短期金融市場では、四半期末に当たる6月 30日に償還するコマーシャルペーパー(CP)の発行金利が大幅上昇した。期 末日に運用資金が戻ってくることで再運用が難しく、投資家から敬遠された。優 良メーカーの発行で0.8%台後半の取引が成立した。

6月30日償還のCPは、最上位から2番目a-1格付けのコンピューター メーカーが0.88%で500億円発行。金利水準は同格付けのノンバンク・リース の1カ月物とほぼ同じだった。最上位a-1プラス格の鉄鋼会社でも0.76%台。 今週に入って6月末償還物は10ベーシスポイント以上上昇している。

国内大手銀行のCPトレーダーによると、6月末償還物はディーラーがいっ たん引き受けるしか手段がないという。発行体の企業にとっても、期末時は資金 の借り入れをいったん落としたい需要がある。月中に償還する銘柄であれば

0.7%を下回るため、償還を6月末に設定することでかなりプレミアム(上乗せ 金利)が付いている。

18日の市場では、20日発行分が6000億円超に膨らんでおり、足元の現先金 利も0.6%台に上昇するなか、需給要因が発行金利を上げている面もありそうだ。 来週も25日や27日、30日発行分が膨らむ見通しだ。

a―1プラス格の電力会社の8月上旬償還物は0.65%、a-1格の製紙会 社の8月末償還物は0.67%、9月償還物は0.66%台だった。3カ月物では、a -1格の自動車会社が0.71%程度と、前回比5ベーシス上昇。ノンバンク・リ ースは0.72%程度だった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE