きんでん株が年初来高値に、太陽光発電所の建設報道-受注獲得期待

関西電力系の電設会社であるきんでんの 株価が3日続伸し、一時前日比39円(3.8%)高の1076円と年初来高値を更 新した。シャープと関電が堺市の臨海部で世界最大級の太陽光発電所を建設す る、と一部報道で伝えられたことをきっかけに、関連工事の受注獲得を期待し た買いが優勢となっている。

みずほインベスターズ証券の河内宏文アナリストは、「きんでんはすでに 高い技術力を保有している上、関電グループ会社ということもあり、太陽光発 電所の工事が受注できる可能性が高い」と指摘した。さらに関西地区では、J R大阪駅前の梅田北ヤードをはじめとする大型設備投資案件などがあり、ほか の事業でも恩恵を受けられる可能性があるという。

18日の日本経済新聞朝刊によると、シャープと関電は堺市に太陽発電所を 建設する。シャープが太陽電池工場を建設する「液晶コンビナート」と隣接す る2カ所に発電所を設置し、関電は国内電力会社として初めて、太陽電池事業 に本格参入する。

シャープは昨年7月、亀山工場(三重県亀山市)に続く液晶パネル新工場 を堺市に建設すると発表。10年3月までに稼働させる。装置や部材メーカーの 生産設備を誘致、ガラスからパネル、液晶テレビまでを一貫生産する「21世紀 型コンビナート」として整備。同社が建設する太陽電池工場も加え、総投資額 は約1兆円を見込む。

きんでんが5月13日に開示した2009年3月期の業績予想によると、個別 売上高は前期比0.5%減の4750億円と減少する見通し。ただ関電グループだけ で見ると、41億8000万円、率にして4%増えるもようだ。また、シャープの 堺市に建設中の液晶パネル工場について、きんでん広報担当者は、金額は決ま っていないとしながらも、受注は確定的になりそうだと説明している。

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