原油の「強気相場」終息か、変動率拡大とサウジ増産で-JPモルガン

米銀3位のJPモルガン・チェースは18日、 原油の「強気相場」が終息する可能性があるとの見方を示した。相場の変動率 が一段と高まっているうえ、サウジアラビアが増産を計画していることを理由 として挙げている。

ブリンジャール・エイリク・ブストネス氏率いるJPモルガンのアナリス トらは同日付のリポートで、相場は向こう数カ月間に「調整される」と予想。 余剰生産能力は2010年までに日量500万バレルと、原油相場が1バレル当た り30ドルだった02-03年の水準に達する可能性があるとしている。

ニューヨークの原油先物相場の変動幅が6日、1バレル当たり10.75ドル と、最大となったため、原油相場の11日までの30日間の変動率は07年2月 以降で最高となった。相場は16日、過去最高値の1バレル当たり139.89ドル に達した。

ブストネス氏は「サウジは向こう2カ月間に生産を日量約50万バレル引 き上げる計画を明らかにしている。この影響は、在庫の増加に表れてくるはず だ」指摘。石油輸出国機構(OPEC)とOPEC非加盟国の新規の生産は 2009年の需要の伸びに十分対応できる可能性があるとの見方を示した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE