電池関連株が高い、相場長期化の期待-みずほ証はテーマリポート発行

電気自動車向けなどの電池関連株が軒並み 高い。ジーエス・ユアサ コーポレーションの午前終値が前日比31円(5.9%) 高の560円となり、52週高値を更新して東証1部の売買代金2位。このほか、 古河電池などの関連株も急騰した。次世代自動車関連での提携など、支援材料が このところ相次いでおり、開発・導入が現実化していることで株式市場での長期 的なテーマになりやすいと期待されている。

みずほ証券の大森郷志産業アナリストは、「2010年以降の電気自動車の立 ち上げに向け、今年は準備の年に当たる。設備投資や提携などが具体化しやすい ことから、普及への現実感が出てきた」と指摘している。その上で、現在は関連 株がまだ理想買いの段階だとしながら、「株式市場にとって長期の材料になるだ ろう」(同氏)と予測した。

同証が17日付で作成したリポートによると、2010年までには日米で用途限 定ながら電気自動車(EV)や家庭で充電できるプラグインハイブリッド車(P HEV)の市場導入が始まる見込み。石油から電力へのエネルギー転換が始まる という点で、歴史的な一歩になると評価している。15年にはハイブリッド車330 万台、EV10万台、PHEV10万台の販売が見込まれるとし、16年以降はEV とPHEVの市場導入が加速するとの見解を示す。

大森氏によると、EVやPHEVの「主役は電池になる。ただし、コストダ ウンも今後は要求されることから、競争も厳しくなるだろう」という。EVとP HEV関連企業としては、短期的にはニッケル水素電池関連、設備投資関連(電 池、モーターなど)、車載制御ユニット関連(パワー半導体など)などと指摘。 中期的にはリチウムイオン電池関連や自動車メーカー、長期的には電力会社の需 要創出と電力負荷平準化などが注目されるとしている。

三菱自と仏PSA、トヨタ、ホンダ

午前の東証1部値上がり率上位には古河電池(前日比12%高)、新神戸電 機(同11%高)、FDK(同5.7%高)など関連銘柄が多数入っている。次世代 自動車に絡む材料では、三菱自動車工業は17日、仏PSAプジョー・シトロエ ン社との間で電気自動車用パワートレインの開発、生産での協業可能性を検討す ると正式発表。トヨタ自動車は先週、ハイブリッド車などに搭載するリチウムイ オン電池の生産を2009年から開始すると発表している。このほか、ホンダは16 日に新型燃料電池車「FCXクラリティ」量産を開始した。

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