米クライスラー初のハイブリッド車、年間数千台止まりも-アナリスト

米自動車業界のアナリストの間では、米自 動車3位のクライスラーが8月に発売予定の同社初のハイブリッドSUV(ス ポーツ型多目的車)「ダッジ・デュランゴ」と「クライスラー・アスペン」の 販売台数が、年間数千台止まりになる恐れがあるとの見方が出ている。

自動車コンサルティング会社、CSMワールドワイドの北米予測責任者、 ジョー・バーカー氏は17日までのインタビューで、クライスラーは新たなS UVが25%の燃費節減につながると宣伝しているが、消費者はハイブリッドの 2009年型のこれらのモデルに3600ドル(約39万円)の上乗せ価格を支払いた いと思わない可能性があると指摘。デュランゴとアスペンのハイブリッド車の 年間販売台数が合わせて1000台との見通しを示した。

クライスラーは、10年以上前からハイブリッド車を販売しベストセラー車 「プリウス」も持つトヨタ自動車など競合他社に対抗し、巻き返しを図ってい る。米国内の平均ガソリン価格が1ガロン(約3.79リットル)当たり4ドル 超に跳ね上がるなか、ハイブリッド車需要は高まっている。消費者はまた、ピ ックアップトラックやSUV、バンから乗用車への乗り換えも進めている。

クライスラーはこれらの中型SUVの購入には、燃費性能の良い自動車の 販売促進を目的とした1800ドルの所得税控除を利用できると指摘。この控除 がある場合、年間運転距離が1万2000マイル(約1万9312キロメートル)、 ガソリン価格が1ガロン4ドルとすれば、クライスラーのハイブリッドSUV は、ガソリンしか使えない車種と比べた差額を約2年間で取り戻せると同社の シニアマーケティングマネジャー、マイケル・ベルーブ氏はインタビューで説 明した。同氏は、予想販売台数は挙げなかった。

クライスラーは17日付の発表資料で、デュランゴのハイブリッド車を4 万5340ドルから、アスペンを4万5570ドルからとする価格設定を明らかにし た。

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