短期市場:翌日物0.50%付近、6月末控え緩め調節続く-オペ金利上昇

午前の短期金融市場の無担保コール翌日物 は0.50%付近。四半期末の6月末を控えてレポ(現金担保付債券貸借)に上昇 圧力がかかるなか、足元では日本銀行が緩めの金融調節を継続して金利上昇を抑 えている。午前の国債買い現先オペは落札金利が上昇した。

翌日物は17日の加重平均0.505%に対して、外銀、国内銀とも0.505%から

0.50%の落ち着いた調達水準。日銀は朝の定例調節を見送り、準備預金(除くゆ うちょ銀)は横ばいの5兆6000億円程度。残り要積立額(1日平均4兆8300億 円)と積み終了先から推計した中立水準は5兆円程度で、十分な積み上幅がある。

インターバンクの市場関係者によると、日銀は6月末に向けてかなり気を使 った金融調節を続けており、緩めの調節下で翌日物も安定するという。月末越え の取引は調達が徐々に増え、一部に金利を切り上げる動きも出やすいが、一定の 水準になればまとまった運用資金も出てくるとの見方が示された。

6月末を越える無担保コール2週間物では、国内勢の調達希望が0.6%台後 半から0.70%近辺、外銀勢は0.73%近辺で、0.75%まで切り上がる可能性もあ る。運用側は1カ月物や3カ月物など長めの取引を希望している。0.8%台まで 上昇すれば運用が増える可能性が高いという。

一方、レポは、6月利払い債の振替停止期間が明ける20日スタート分が

0.60%付近まで上昇している。同日は国債の償還・利払いで6兆円程度の資金余 剰が見込まれるが、資金決済が膨らむ上、四半期末を控えて償還資金がどの市場 に流れるか不透明感もある。

午前の国債買い現先オペ8000億円(6月20日-26日)の最低落札金利は、 前回(6月13日-24日)より5ベーシスポイント高い0.57%。平均金利も

4.7ベーシス上昇の0.580%と、4月28日以来の高水準になっている。

金利先物は大幅続伸

ユーロ円金利先物相場は大幅続伸(金利は低下)。前週末の日銀総裁会見を 受けた買い戻しの流れに加え、欧米の中央銀行から過度に利上げを織り込んだ市 場を冷やすけん制する動きも見られ、米2年債利回りが大幅低下。米経済指標の 悪化や欧米金融機関の追加増資の可能性も指摘され、景気下振れリスクも残って いる。

中心限月2009年3月物は前日比0.025ポイント高い98.865で始まり、一時

0.075ポイント高の98.915(1.085%)と、相場が急落した前週10日より前の水 準まで戻している。新発2年債利回りは同5ベーシス低下の0.865%。前週末に は一時1.025%まで売られていた。2年スワップは1.30%から1.285%まで低 下。

米ウォールストリート・ジャーナル紙は情報源を明らかにせずに、米連邦公 開市場委員会(FOMC)は来週の会合で金利を据え置くと報道。英紙フィナン シャル・タイムズ(FT)も匿名の米金融政策当局関係者の発言を引用し、市場 参加者は利上げの可能性を織り込み過ぎていたと伝えた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE